矯正治療はマウスピース?ブラケット固定式?どっちが良いの??
と、その前に
大人の歯ならび矯正治療をご説明します。治療方法は大きく分けて2つあります
それぞれの特徴を簡単にご説明します
ブラケット矯正
器具固定式の矯正
マウスピース矯正
器具取り外し式の矯正
各矯正のメリットとデメリット
①ブラケット矯正
歯に直接、金属製やプラスチック製の『矯正装置』を接着させてワイヤーやゴムを利用して歯を動かして行く治療法です
ブラケット矯正のメリット
この矯正法は歯科大学で教わるスタンダードな方法で、歴史が長く症例数も豊富にあります。中でも『歯の前面に装置を付ける方法』と『歯の裏側に付ける方法』があり、裏側に付ける方法は難易度が高く、正面から見ても矯正をしている事が分かりません。器具が固定式なので、患者さんが原因で治療が長引く事はありません。
ブラケット矯正のデメリット
歯に直接矯正の装置を接着させますので、矯正治療を始めたら基本的に『終了するまで外せません』また装置を接着させたところが歯みがきがしにくく、むし歯になるリスクがあります。お口の中をケガする可能性もあります。また歯の全面に固定する方法は、特に金属製の装置は目立ちます
②マウスピース矯正
取り外せるマウスピースを1日に20時間前後※付けて歯を動かす治療法です
※マウスピース矯正メーカーにより、装着時間は異なります
マウスピース矯正のメリット
何と言っても取り外し可能なこと、食事と歯みがきの時は取り外して、普段の生活をそのまま行えます。またマウスピースが透明なため職場や学校でも気付かれにくい装置です。またマウスピースがなめらかなためお口の中も傷つけにくいです。マウスピースを利用して、矯正中にホームホワイトニングも行えるタイプもあります
マウスピース矯正のデメリット
装置が固定されていないため、『着脱が自己管理』となります。1日に最低何十時間か装着しなければならないため、マウスピースを装着している時間が短いと歯が移動せずに、同じ行程を繰り返し当初の予定よりも『矯正治療時間が長くなる』場合があります。またマウスピース矯正メーカー(インビザラインなど)によっては、矯正治療を受ける決断をしてから1ヶ月~1ヶ月半くらい始めるまでにかかります
【東京抜かない矯正歯科研究所】矯正治療終了後は歯を保定する保定装置『リテーナー』が必ず必要です
ブラケット矯正もマウスピース矯正でも『歯は移動させると、必ず元の位置に戻ろうとします』そのあと戻りを防止するためにリテーナーが必要です。個人差はありますが矯正治療終了後、1年~2年くらいは必要になります
お待たせ致しました!
オススメポイント・1
ブラケット矯正とマウスピース矯正はどちらも『歯を動かす装置』ですが、『得意なケースと不得意なケース』があります。ですので両方を行える歯医者さんなら、どんな歯ならびにも対応可能なため『両方の矯正』をしている歯医者さんがオススメです!
オススメポイント・2
矯正治療は始めた当初は『いつまでに終わる』か分かりません。経験の豊富な歯医者さんならおおよその期間は言ってくれますが、歯の移動状況などで治療期間は変わります。治療が長引いた場合に、来院する度に『調整費』なるものがかかると『治療期間が長くなるほど治療費が増えます』ので、最初から『〇〇円以上はいただきません』と言ってくれる歯医者さんがオススメです!
オススメポイント・3
絶対に抜かないとは言い切れないと思いますが、基本的な考えを『抜かない削らない』と打ち出している歯医者さんです。お口の中に『歯がキレイに並ぶスペース』が無いと判断して、歯を抜く事がありますが、矯正には『他の方法も存在するかも知れません』ので、まず歯を抜く事から説明する歯医者さんは絶対にオススメできません!10代20代で健康な歯を抜くと、その影響は年齢を重ねるごとに、徐々に現れるそうです。基本的に抜かない削らない歯医者さんがオススメです!
オススメポイント・4
先ほども書きましたが、矯正は特に経験数や考え方が大切です。初めて行く歯医者さんでは、今までどのくらい矯正を行ったか分かりませんよね?一般の方が見ても理解しやすい治療の写真や治療費、治療期間など『詳しく載せている』歯医者さんをオススメします!
オススメポイント・5
歯ならび矯正治療は、一般的なむし歯の治療やクリーニングと違い自費治療(健康保険外)です。上記のポイントを押さえた歯医者さんが近くにあるとは限りません。良い歯医者さんに治療されたい方は新幹線に乗っても治療を受けられる方もいます。通いやすい歯医者さんもあるかと思いますが、おそらく一生に一度の治療になると思いますので、後悔しないだけの調査を行い、楽しい気持ちで来院出来るように頑張りましょう!そんな観点から『遠方から来院する方の多い』歯医者さんはオススメです!
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矯正治療は基本的に『保険外治療』つまり自費(自由診療)です。歯ならびの状態などで治療費も様々で、およそ30万円~120万円くらいかかり、治療期間も早くて3ヶ月、長ければ2年以上かかる事も珍しくありません。その後に保定期間もあります
そんな矯正治療をわずか30分から60分の説明ですぐに治療を行うかの判断を求める歯医者さんも絶対にオススメできません。治療費に幅があるとは言え、一般的にはかなり勇気のいる決断になるからです。
以上が私のオススメの歯医者さんでした!
歯医者さんもセカンドオピニオンが当たり前!
歯医者さん選びでも『セカンドオピニオン』は大変有効です。セカンドオピニオンとは2件以上に治療の説明を聞きに行く事です。治療方法の選択肢を増やすためにもオススメです。歯医者さんによっても考え方は違います。比較をする事で決断もしやすくなります
むし歯リスクは歯ブラシが届きにくい部分が増えて、磨き残しが多くなる可能性が高まり、むし歯や歯周病のリスクが高まります。また前歯が出ていたり、上下の歯が閉じない(開口)場合は唇が自然にとじずに、お口が常に開いている状態になる可能性があります
ほとんど知られていませんが・・・
歯ならびが悪い事が実は『顔の見た目』にも影響している場合があります。例えば『口が開きっぱなし』や『唇がとがっている』など日本人に多いと言われています。他にも二重アゴや顔の歪みなど上げられます。矯正治療を行う事で『Eライン』(横顔の鼻からアゴのライン)がキレイになったり、小顔の効果も期待できます。
※治療結果には個人差があり、上記は治療後を保証するものではありません
こんな歯ならびの方は歯医者さんに相談へ!
歯ならび矯正のオススメ歯医者さんまとめ!
①ブラケット矯正もマウスピース矯正もどちらも出来る
②治療費を最初に分かりやすく提示してくれる
③基本的に歯を抜かない、削らない矯正を考えてる
④ホームページなどで症例をきちんと載せている
⑤他県からの来院者が多い歯医者さんは信頼の証
矯正治療は保険適用外ですので、治療費が高額になるケースが多いと思います。”自宅の近所”のような利便性だけで選ぶのではなく、ホームページなどで最低限の情報は事前に調べてから歯医者さんに相談しましょう!先生との会話もスムーズになります
※このオススメはあくまでも私個人の考えを元にまとめています。
最後までお読みいただきありがとうございます。記事がお役に立つことを願っています。
さぁ、歯医者さんに相談してみよう!
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